≪傷病者の観察の仕方と一次救命処置救急法の基礎≫
AED(自動体外式除細動器)と人形を使って心肺蘇生の方法を学んでいます。
指導員の指示に従い、胸骨圧迫(1分間に100回から120回のテンポで30回)をします。そのあと、気道確保をして人工呼吸を2回します。これを繰り返します。
人形が5センチ沈むように押すことがポイントです。5センチ沈むと音がします。
救助者は救急隊が到着するまで、胸骨圧迫と人工呼吸を組み合わせた心肺蘇生、必要に応じてAEDを使って傷病者に対応します。




≪赤十字救急法・応用≫
三角巾を使って止血、骨折の固定、ケガをした腕を吊る等、様々な処置を学びました。
まずは三角巾の基本の使い方を学びます。開いて8つ折りにした三角巾を腰に巻いて結び目を本結びにします。なかなか本結びができなくて苦戦しています。




直接圧迫で止血をしています。両方の手で上下にしっかりと押さえます。
次は三角巾で上腕を縛り、棒を使ってしっかり止血します。


しっかりと止血できました。

ターニケット(止血帯)を使って止血しています。大出血したときに使用します。


頭頂部を怪我して出血したときの止血法です。


膝を怪我したときの止血法です。最初に自分の膝を三角巾で止血する方法を学びました。


怪我をした腕を吊っています。

足首を怪我したときの固定をしています。

鎖骨を骨折したときの固定法を学んでいます。三角巾を2枚使います。


次は板で腕を固定したあとに三角巾で吊っています。

2チームの出来栄えを確認しています。

足を怪我したときの固定法です。骨折した足に板をあてて、隙間にタオルを詰めて痛くないようにします。そして三角巾で縛って固定していきます。
出来栄えをチーム間で確認しました。




傷病者の搬送法を学んでいます。
1人で搬送する方法、2人で搬送する方法など状況に応じて対応します。



毛布を使って搬送しています。傷病者の両側から毛布をきつく巻きながら担架にして搬送します。


担架を使っての搬送です。倒れている傷病者を担架に乗せます。


傷病者の両側に3人、1人がつきます。リーダーが掛け声をかけて傷病者を全員の膝の上に乗せます。



リーダーが担架を用意する間、救助者の3人は膝の上で傷病者を抱えます。そして担架に移します。



リーダーの掛け声に 合わせて傷病者を搬送します。


2チームに分かれて、事故現場を想定した救助活動を行いました。
赤十字救急法を学んだ救助者チームはどこまで実践できるでしょうか?


救急車の要請をしています。

大出血している傷病者に止血をしています。

傷病者の様子を確認して、救助活動を行っています。



「グループ演習が終わり、いよいよ実技検定に入りました。
三角巾を1枚使う実技と2枚使う実技があります。
1枚は1分30秒、2枚は2分30秒で完了しないといけません。
緊張の中、全員見事に止血、骨折の処置が完了しました。
そして、筆記試験も全員合格したと指導員から連絡をいただきました。
認定証は7月23日の修了式にお渡しします。」